バレンタインに自分チョコ?
世の中せっかちになったもので、お正月飾りが片付くと、早、今度はバレンタイン商戦です。
デパ地下は勿論、スーパーの片隅やコンビニの一角にも、チョコレート専用の売り場が登場しています。
後一ヶ月もすれば、これがそっくりそのままホワイトデー商戦の機や立て札に変わるんだろうなぁっと思って眺めています。
まあ一応男の僕は、バレンタインはもらう立場なので、そうしたチョコレート売り場には関係がない訳です。
ところがところが、最近は不況のせいか、義理チョコが段々減って来ています。
例えば、所属する部署全体に男性社員の数だけ入ったチョコレートを1箱置いて、はいどうぞなんていうのも珍しくありません。
後はいいとこ、見るからに100円のチョコレートが全員に満遍なく配られると言ったパターンです。
となると、彼氏のいない女性は、高価なチョコレートなんて買う必要がない訳ですよ。
ところが、数年前から、自分で自分のためにバレンタインチョコを買う女性が増えているというから驚きです。
いくら甘い物が好きだからと言って、自分で自分のためにプレゼント用のチョコレートを買いますか?
少なくとも、彼女のいない男が、クリスマスに自分で自分へのプレゼントなんて買わないでしょう??
でも、女は買うんですよ。
それも、かなりリッチなチョコを買って、自分で自分にプレゼントするのだそうです。
今ではすっかりその心理を手玉に取った洋菓子界が、自分用のバレンタインチョコレートとして、高級素材を使った高級なチョコレートを豪華な箱に入れて店頭に並べたりもしています。
もしこの心理が、男女ともに共通なのであれば、当然、ホワイトデーには、自分で自分のためにクッキーやマシュマロを買う男も少なくないはずなのですが、僕はそういう男性の姿を見た事がありません。
まあ見栄でお返しと称して買う男や、必要以上に買う男はいるだろうけど、大抵そういう男はそれを自分で食べず、誰かにやったりするものだと思うし、例え自分で食べたとしても、それを一つの満足感とは思わないでしょう。
むしろ逆に空しく思うのではないかと思うのですが、女はそれで満足するというのだから、やっぱり女性の心理というのは分かりませんね。